【機械式】グランドセイコーCal.9SA5限定スレ1【GS】
引用元:https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/watch/1584682488/
【注意】
・グランドセイコーの新9SムーブメントCal.9SA5について語るスレです。
・旧9Sムーブメントとの比較レスはOKですが、
旧9Sムーブメントのみを話題にするレスは禁止とします。
・旧9Sムーブメントを叩くアンチの雑音のない、クリーンなスレにしたいと思います
まったり語りましょう。
※荒らし、煽り、またそれに反応する奴も徹底スルーでお願いします。
※基本的にsage進行でお願いします。
※「場や空気を読む」ということをおすすめ致します。
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ヘリテージコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル 特設ページ
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/special/60th/slgh002/
(2020/03/05)
時計の秒針が60秒で一周を終え、 新たな1秒を刻みはじめるように、
グランドセイコーもまた、誕生60周年を節目に、
ブランドの新たな歴史を作るべく、 自らを革新します。
そのはじまりを告げるのは、 1998年に誕生したグランドセイコーの心臓の1つ 「9Sメカニカル」が進化を果たした、
新キャリバー「9SA5」を搭載する 「メカニカルハイビート36000 80 Hours」です。
<グランドセイコー>誕生60周年記念
ブランドの新たな歴史を担う、次世代のムーブメント「メカニカルハイビート36000 80 Hours」デビュー
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/news/pressrelease/20200305-12
(2020/03/05)
セイコーウオッチ株式会社(代表取締役会長 兼 CEO:服部 真二、本社:東京都中央区)は、国産腕時計を代表する<グランドセイコー>の誕生60周年を記念し、
新開発のメカニカルハイビートムーブメントを搭載した数量限定モデルを2020年8月1日より、国内、海外で順次発売いたします。
希望小売価格は、4,500,000円+税です。
<グランドセイコー>は1960年、当時の技術、技能の粋を結集し誕生しました。
以来、最高峰の腕時計を目指し、正確さ、美しさ、見やすさといった腕時計の本質を高い次元で追求・実現するための弛まぬ進歩を重ねることで、
ブランドの伝統を築き上げ、今年、ブランド誕生60周年を迎えます。
時計の秒針が60秒で1周を終え、新たな1秒を刻みはじめるように、グランドセイコーもまた、誕生60周年を節目に、ブランドの新たな歴史を作るべく、自らを革新します。
そのはじまりを告げるのは、1998年に誕生したグランドセイコーの心臓の1つ「9Sメカニカル」が進化を果たした「メカニカルハイビート36000 80 Hours」です。
Grand Seiko Caliber 9SA5 Mechanical Hi-Beat 36000 80 hours
https://www.youtube.com/watch?v=wPVBph0nwio
(2020/03/06)
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/slgh002
■ムーブメント
ムーブメント:9SA5
駆動方式 :メカニカル 自動巻(手巻つき)
駆動時間 :最大巻上時約80時間持続
精度 :静的精度:平均日差+5秒~-3秒
■機能
防水 :日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 :あり
その他 :
・シースルーバック
・カレンダー(日付)機能つき
・秒針停止機能
・裏ぶたシリアルナンバー入り
・裏ぶた獅子の紋章つき
・スクリューバック (製造上の理由により、裏ぶたの向きには個体差があります)
■その他特徴
・メカニカルハイビート36000
・高効率な新型脱進機「デュアルインパルス脱進機」
・2つの香箱(ツインバレル)を採用
・最大巻上時約80時間持続の大幅な長持続化を実現
・高精度を長期間維持するのに適した「フリースプラング」と呼ばれる、「緩急針」を もたない方式を採用
・ひげぜんまいの末端を固定するひげ持ちを回転することで、等時性の調整が可能な仕様となっており「フリースプラング」方式として、極めて独創的な機構を実現
・独自の「水平輪列構造」により、ムーブメントそのものの薄型化
・りゅうず位置を可能な限り裏ぶた側に寄せることで、低重心化
・開発の地である岩手県雫石の自然の情景を映し出す、ムーブメントデザインを追求
グランドセイコー、超高精度の新型ムーブメントを搭載した新型モデルを発表
https://www.webchronos.net/news/42301/
(2020/03/05)
Grand Seiko Introduces the 60th Anniversary Hi-Beat 80 Hours SLGH002
https://watchesbysjx.com/2020/03/grand-seiko-60th-anniversary-hibeat-slgh002.html
(2020/03/05)
【SLGH002】グランドセイコーメカニカルハイビート36000 80 Hours(レビューや定価)
https://watch-formula.com/slgh002/
(2020/03/06)
グランドセイコー 「メカニカルハイビート36000 80 Hours」のデュアルインパルス脱進機を推測する
https://watch-media-online.com/blogs/3017/
(2020/03/07)
速報!2020年セイコー新作モデルを発表!
https://www.rasin.co.jp/blog/seiko/seiko-gs-2020/
(2020/03/07)
https://rare-watch.net/grand-seiko-heritage-collection-60th-anniversary-limited-edition-slgh002/
(2020/03/09)
新キャリバー9SA5を搭載したグランドセイコーブランド誕生60周年限定モデル SLGH002
https://www.hodinkee.jp/articles/the-grand-seiko-60th-anniversary-limited-edition-slgh002-with-new-hi-beat-escapement-caliber-9sa5
(2020/03/09)
グランドセイコー ヘリテージコレクション グランドセイコー60周年記念限定モデル メカニカルハイビート36000 80 Hours Ref.SLGH002
https://piazo.jp/article/20200310-grand-seiko-Heritage-Collection-60th-Anniversary-Limited-Edition-SLGH002/
(2020/03/10)
450万円のグランドセイコー60周年記念モデル登場!
https://www.gqjapan.jp/watches/article/20200311-seiko-news
(2020/03/11)
悲願達成!グランドセイコーフリースプラング Cal.9SA5の登場が意味するもの
https://koichiiwahashi.com/news-grand-seiko-9sa5
(2020/03/12)
グランドセイコー ・セイコー 2020新作 実機レポート その4~ 新型脱進機によるキャリバー 9SA5を搭載した「メカニカルハイビート36000 80 Hours」
https://watch-media-online.com/blogs/3044/
(2020/03/18)
ようやく(1998年に機械式GS復活させてからいくらなんでも年数がかかりすぎだが)改善されて
スイス高級とガチ比較されても恥ずかしくない見た目のムーブになったのに
裏スケのガラスに獅子の紋章を入れてわざわざムーブを見えにくくするとか企画部門のセンスがおかしいな。
やっとムーブの見栄えがまともになったんだから、獅子の紋章など入れずに
裏スケのサファイアガラスに内面無反射コーティングを施して鑑賞しやすくするってのが普通のセンス。
獅子の紋章、あるにはあるけど、サイズ、色とも控えめなので、そこまで気にはならないと思います。
https://storage.grand-seiko.com/production-b/uploads/2020/02/SLGH002_bac_26202710227570_jpg.jpg
画像によっては「紋章が見えない」ものもあるので、「紋章なし」の可能性もあり!?
(写真撮影の照明や角度の関係で見えないだけの可能性も十分ありですか。。)
https://assets.watch-media-online.com/a/958/389/tss6gs/brc2arefrx_l.jpg
https://assets.watch-media-online.com/a/958/389/tss6gs/d9gff2t3kd_l.jpg
発売までに仕様変更でもしない限り、製品版ではガッツリ紋章が入る。
「プレス向けにムーブ見易くする」バージョンを作る位なら、
最初から紋章なしにすれば良いとは、確かに思いますね。。
これも「紋章なし」ですね。
https://twitter.com/als_uhruhr/status/1237950982039801856?s=19
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
熟読してみましたが、非常に興味深い脱進機だと思いました。
グランドセイコー 「メカニカルハイビート36000 80 Hours」のデュアルインパルス脱進機を推測する
https://watch-media-online.com/blogs/3017/
一言でいうと、
「コーアクシャル脱進機の高効率とスイスレバー脱進機のシンプルさをうまく融合した脱進機」
といった感じです。
機構における特徴としては、
『「ダイレクト(直接)インパルス(衝撃)」と「インダイレクト(間接)インパルス(衝撃)」を
組み合わせた(デュアルインパルス)機構』
と言うことができます。
このことで、下記2点を両立しています。
・コーアクシャル脱進機に匹敵する(おそらく若干劣る程度)高効率を得ることができ、
ロングパワーリザーブ(80時間)を実現
・スイスレバー脱進機のシンプルな機構を踏襲することで、脱進機全体の機構を
軽量化し、ハイビート(10振動)を実現
結果的に、「効率と軽量化のバランス」に優れた機構となっていて、
他に類を見ないユニークな脱進機と言えると思います。
今後のモデルに広く搭載していくことで、セイコーのマニュファクチュールとしての
価値を大きく高める可能性を秘めていると感じました。
(1つ目の動画はプレスリリースの範囲の情報でした)
新ムーブメント 9SA5 / 9RA5
https://www.youtube.com/watch?v=bLhOZW6l76I
■9S85とのパワーリザーブ、ムーブメントサイズの比較
結構薄くなった印象ですね。
https://i.imgur.com/j6QuEMk.jpg
https://i.imgur.com/cwGj4d9.jpg
■「デシュアルインパルス脱進機」の説明
「往復運動のうち 片方向は動力がてんぷに直接送られます」
「もう一方向では従来の脱進機のように アンクルを介して間接的に脱進機に伝達されます」
https://i.imgur.com/zWGkHPs.jpg
https://i.imgur.com/qQS0RO2.jpg
これでデュアルインパルス脱進機の
「ダイレクト」「インダイレクト」の動作について
>>14、>>16や下記リンクの記述が合っていることが確認できました。
グランドセイコー 「メカニカルハイビート36000 80 Hours」のデュアルインパルス脱進機を推測する
https://watch-media-online.com/blogs/3017/
■その他感想
気合が入った新開発ムーブメントのプロモーション動画なのに、説明の素材が静止画なのがイマイチ。
もっとお金をかけて、下記の動画(コーアクシャル脱進機の説明動画)のようにきれいなCGで作って欲しかったですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=2ID9bGj_gtY
確かに普通なら華々しくプロモーションする自社開発の新型脱進機のデビューで
独自脱進機の説明が素っ気ない静止画だけってのはいただけない。
もたらされたメリット等の具体的な数値も何の説明も無いし。
たぶん後からプロモーションの動画が出てくるとは思うが。
せめて昔セイコーがSDクロノ発売した時に出してたぐらいの動画は出さないと
https://www.youtube.com/watch?v=pVv4ean2Kd8
https://i.imgur.com/mbBLJde.png
これを見る限り、いい感じにバランスが取れた脱進機だと思います。
(表に挙げた以外の評価要素も有るとは思いますが。)
「インパルス時の摩擦の少なさ」の評価を追記しました。
https://i.imgur.com/VudVAMh.png
・「コーアクシャル脱進機」、「AP脱進機」はで、すべてのインパルスにおいて摩擦が少ない方式で駆動を行います。
・「デュアルインパルス脱進機」では1周期あたり2回のインパルスにおいて、
1回は「コーアクシャル脱進機」や「AP脱進機」と同様の摩擦が少ない方式で駆動を行いますが、
もう1回は「スイスレバー脱進機」と同様の摩擦が多い方式で駆動を行います。
※上記で「摩擦が多い方式」とは、
「爪石の衝撃面にガンギの歯先が滑る方式(90度で当たらない)」を表しています。
> 「デュアルインパルス脱進機」では1周期あたり2回のインパルスにおいて、
> 1回は「コーアクシャル脱進機」や「AP脱進機」と同様の摩擦が少ない方式で駆動を行いますが、
> もう1回は「スイスレバー脱進機」と同様の摩擦が多い方式で駆動を行います。
特許を見ると、開発段階では2回とも「摩擦が少ない方式」で駆動を行う機構も検討されていたようです。
https://astamuse.com/ja/drawing/JP/2018/151/253/A/000002.png
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2018151253
この方式だとコーアクシャル脱進機と同様の摩擦が少ないインパルス動作になりますが、
アンクルが「関節構造」になるため重量が増し、効率が上がらなかったのかもしれません。
上記内容について、下記ツイートで言及されていました。
https://twitter.com/CCFan_WMO/status/1235577218702561280
GSに限らず、この人のムーブメントの分析面白いです。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
デュアルインパルス脱進機の特徴は
「バランスのとれたムーブメント」
であることだと思います。
>>16の表にあるように、飛び抜けた長所はもしかしたら無いかもしれませんが、
地道に欠点を潰していった結果、ロングパワーリザーブとハイビートを両立できたのだと思います。
AUTOM A TIC
HI-BE A T
に見える
実機もそうなのかなあ?
言われてみればそうかもしれませんんね。
https://i.imgur.com/tSerJil.jpg
従来機種も同じですね。
https://i.imgur.com/G4oB6SU.jpg
修正しようと思えばすぐ出来そうですけど、「機能表示のロゴ」として決まっていると他の機種にも波及するので、修正は意外と大変なのかもしれませんね。。
https://watch-media-online.com/blogs/3017/
この記事を見ると、
”トルク伝達効率(脱進機効率)に優れた半間接-半直接衝撃型の脱進機を提供する。”ために、
「ガンギの歯の間隔角度θ3に対し、直接駆動を行う角度θ1が最大化され、間接駆動θ2の角度は最小化されている」
とあります。
このことは、1周期あたり2回のインパルスにおいて、それぞれガンギ車の進む角度が異なる、ということになります。
ということは、秒針の運針角度が「大→小→大→小・・・」と変化することを意味します。
この「秒針の運針角度が1回ごとに異なる
グランドセイコー 「メカニカルハイビート36000 80 Hours」のデュアルインパルス脱進機を推測する
https://watch-media-online.com/blogs/3017/
この記事を見ると、
”トルク伝達効率(脱進機効率)に優れた半間接-半直接衝撃型の脱進機を提供する。”ために、
「ガンギの歯の間隔角度θ3に対し、直接駆動を行う角度θ1が最大化され、間接駆動θ2の角度は最小化されている」
とあります。
このことは、1周期あたり2回のインパルスにおいて、それぞれガンギ車の進む角度が異なる、ということになります。
ということは、秒針の運針角度が「大→小→大→小・・・」と変化することを意味します。
この「秒針の運針角度が1回ごとに異なる」ことは、見た目で気にならないか、興味深いです。
この事情はAP脱進機でも同様ですが、動画を見る限り、あまり気にはならないように思います。(AP脱進の機実機を見たこと無いので、なんとも言えませんが。。)
https://www.youtube.com/watch?v=jQAMH8r5sdU&t=315
上記についても記事の著者がTwitterで言及しています。
https://twitter.com/CCFan_WMO/status/1236264103745732609?s=20
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
新脱進機の価値や訴求力を最大化する為にも、セイコーはAP脱進機やコーアクシャルみたいに公式の解説動画をつくってメリットを伝える必要があるな。
通常の脱進機や各社の新型脱進機と比べてトルクの伝達効率向上(ロス削減)などの具体的な数値も含め。
デテント改の新型脱進機やコーアクシャル脱進機が拘束角で優位性(コーアクシャル脱進機は30~38度、一般的なスイスレバーは49~53度)があるのに対して、
セイコーのデュアルインパルス脱進機は拘束角がフツーのスイスレバーと同じらしいので、それでどういうメリットがもたらされるのか正直分かり辛い。
Audemars Piguet escapement
https://www.youtube.com/watch?time_continue=31&v=jQAMH8r5sdU
> 新脱進機の価値や訴求力を最大化する為にも、セイコーはAP脱進機やコーアクシャルみたいに公式の解説動画をつくってメリットを伝える必要があるな。
これは確かにそうですね。早く新ムーブメントが動くCGが見てみたいです!
> デテント改の新型脱進機やコーアクシャル脱進機が拘束角で優位性(コーアクシャル脱進機は30~38度、一般的なスイスレバーは49~53度)があるのに対して、
> セイコーのデュアルインパルス脱進機は拘束角がフツーのスイスレバーと同じらしいので、それでどういうメリットがもたらされるのか正直分かり辛い。
「拘束角」は、「アンクルが左右に動く角度」のことですよね?
下記特許の2つの図を合成して拘束角を測ってみました。
https://assets.watch-media-online.com/a/673/111/b0r1zt/3f92kyhbc5_l.jpg
デュアルインパルス脱進機の拘束角は11.5°程度のようです。
https://i.imgur.com/VeEOPh5.png
※当然実際の製品は全く同じでは無いでしょうけれど、
大きく異なることは無いということで。。
拘束角は「コーアクシャル脱進機」や「スイスレバー脱進機」よりは少なく、
「デテント脱進機」の拘束角は(10?12度)に近そうですね。
(不勉強で、拘束角が効率や精度に及ぼす影響については分かりませんが。。)
(参考)
デテント脱進機の拘束角は10?12度、コーアクシャル脱進機は30?38度、一般的なスイスレバー式は49?53度前後
https://www.webchronos.net/dictionary/10546/
いや速報によると拘束角はどうも普通のスイスレバーと同じらしいんだよ。
https://www.webchronos.net/news/42301/
となるとコーアクシャルやデテントに対して
構造上の精度向上メリット(優位性)に関してはあまりなく(スイスレバーと同等)
トルク伝達の効率性が通常のスイスレバーに対してどの程度改善されているかが
この脱進機の価値や評価において重要になると思われる。
コーアクシャルは理想的でも
複雑で部品も多いので理論上の精度追及では不利(普通のスイスレバーと拘束角が同じ)なセイコーの新型脱進機のほうが
構造がシンプルで軽量性で勝る分、トルク伝達効率では上回ったり、軽量性で高振動化が可能となり
総合的な精度向上メリットで逆転するという事はあり得る。
コーアクシャル動作
https://www.youtube.com/watch?v=2ID9bGj_gtY
OMEGA Co-Axial Escapement
https://www.youtube.com/watch?v=uC-97i-SF3Y
確かに下記記述がありますね。
—————————
藤枝氏は「ダブルバレルだけではなく、新しいデュアルインパルス脱進機もロングパワーリザーブに寄与した」と述べる。
これはデテント式とスイスレバー式を合体させたような脱進機だが、アンクルの拘束角は既存のスイスレバーに同じとのこと。
ただし軽いという特徴があり、それがロングパワーリザーブに寄与したと語る。
—————————
>>24 で測った角度は「アンクルが左右に動く角度」でしたが、この角度は正しい拘束角ではありませんでした。
※下記サイトに「アンクルが左右に動く角度」と書かれていたため、この角度を測ってしまいました。。
https://www.webchronos.net/dictionary/10546/
「拘束角」の説明で分かりやすいものとしては下記のようになります。
「振り石がアンクル函に入った時から、アンクルがドテピンに当たって止まる時までのテンプの角度」
(上記説明は下記ページの真ん中あたりに書かれています)
https://ameblo.jp/t2farji/entry-12554944658.html
この定義に従ってデュアルインパルス脱進機の「拘束角」を図示して測ってみた所、約47°でした。
https://i.imgur.com/n2osAvP.png
これでしたら、デュアルインパルス脱進機の拘束角は「アンクルの拘束角は既存のスイスレバーに同じ」という上記表記と辻褄が合います。
ご指摘ありがとうございました。
混同しやすいので注意が必要ですね。。
———————————
■定義1: 設計拘束角
「入つめ・出つめ第二停止状態にあるアンクルのはこ先に振り石が接触してなすてんぷの角度」
→単に拘束角という場合にはこれを指します。
■定義2: アンクルの拘束角
「アンクルが左右に動く角度」
■定義3: 検定拘束角
「刻音Aが発生してから刻音Cが発生するまでにてんぷが回転する角度」
以下の図と合わせてご確認ください。
https://i.imgur.com/V9yETnJ.png
———————————
>>24で測った拘束角は「定義2」、
>>32で測った拘束角は「定義1」でした。
ソースは下記資料の97ページ(PDF6ページ目)です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/micromechatronics/44/1/44_KJ00001887793/_pdf
拘束角と精度の関係について調べてみました。
https://watch-media-online.com/blogs/1691/
————————————
脱進機の性能パラメータの一つで、脱進機がテンワに作用する角度を示す拘束角は、一般的なスイスレバーが50°付近なのに対し、デテントは10°程度、
小さいほどテンワが拘束されず自由振動するので精度には有利ですが、この角度で充分なエネルギーを与えないと振り角が上がらず精度は悪化します。
単純に考えて拘束角が1/5ということは単位角度あたり5倍のエネルギーを与えないと同じだけエネルギーは供給できないことになります。
これらの事情から同じテンワでもスイスレバーに比べデテントの主ゼンマイへの要求は厳しいと考えられます。
————————————
■「拘束角」は「小さいほどテンワが拘束されず自由振動するので精度には有利」
ということですが、逆に
■「拘束角」が小さいと「振り角」が上がらない
というトレードオフのデメリットもあり、拘束角と振り角のバランスを取るのが難しそうです。
デュアルインパルスの利点はAPと比べると再始動性、コーアクシャルと比べると軽量なところじゃないかな
現代ではもはや利点があまりないとはいえ、6~7振動がメインで8振動がギリギリのラインのコーアクシャルと比較していきなり10振動を投入してるし
『9SA5は「再始動」が可能』は、公式でアナウンスされてましたっけ?
(もちろん可能だとは思いますが。。。)
『AP脱進機は「再始動性」が無い』ことはどこかで見た記憶が有るのですが、
AP脱進機でゼンマイを巻いても動き出さなかった場合は、時計をどのように動かすのでしょうか。
(「時計を振ると動き出す」とかでしょうか?不勉強ですみません。。)
実用上のトラブルがあったのか生産性に問題があったのか欠点(テンプを止めると自動再起動できないデテントの欠点を受け継いでいる)が問題になったのか
分からないがオメガを除くと殆どの新型脱進機はポシャってるな。
だからセイコーが基幹キャリバーで量産実用化すればオメガに次ぐ快挙となる。
セイコーの気合の入ったムーブメントでしょうから、当然基幹キャリバーとして量産化の目処はついていると思いますね。
https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6558761
とは別のセイコーの特許にあるコーアクシャル脱進機に関する記載
https://ipforce.jp/patent-jp-A-2018-151253
> しかしながら、上記従来のCoaxial脱進機では、がんぎ車が二層構造となるので、がんぎ車全体の慣性が大きくなってしまい、
>動的な効率が低下し易かった。また、第1がんぎ歯車と第2がんぎ歯車とを位相合わせしながらがんぎ車を組み立てる必要があり、
>組立公差が生じてしまう。脱進機としては、この組立公差の影響を受けたとしても、安定した作動性が確保されている必要があるので、
>組立公差を考慮して、第1がんぎ歯車及び第2がんぎ歯車と各爪石との隙間関係を広めに確保せざるを得ない。
>そのため、結果的に動力の伝達効率が低下し易かった。
9SA5の輪列についてまだ情報は乏しいですが、唯一下記のYouTube公式動画で、ほんのちょっとだけ映り込んでいます。(12秒あたり)
https://www.youtube.com/watch?v=wPVBph0nwio
動画で輪列が映っている部分をキャプチャーし、各歯車の名前を入れてみました。
https://i.imgur.com/yF18GlD.jpg
>>36
香箱と重なる運針輪列の歯車を減らすレイアウトはレディースの9S27で用いられた手法だな
https://i.imgur.com/BRYIfdH.png
ソース:婦人用高精度自動巻付き機械式時計の開発
http://hij-n.com/memberpage/magazine/63_221/63-221-all.pdf
おそらく9SA5の運針輪列もその考え方に沿ったものだろう
9S5系の輪列
https://i.imgur.com/VzOYJTi.jpg
9S6系の輪列
https://i.imgur.com/Girxu9E.jpg
9S85の輪列
https://i.imgur.com/tdcdcU5.jpg
(それにしても超安っぽい線バネを使った手巻機構の切り離しクラッチとセイコー5レベルの板コハゼはいただけない・・・)
↑いずれも香箱と3番車、4番車が重なっている事が分かる
それに対して9SA5は運針輪列が1枚も2つの香箱と重なっていない
ただ5㎜もあるムーブを薄型というのは無理があるな。
世間一般には3mm台の自動巻きムーブがごまんとあるわけで5mm超えはどう見ても厚型カテゴリー。
直径30mm超えは明らかに大径ムーブだし。
薄型を狙ったムーブというよりは、ある程度の堅牢性(ガチのダイバーズウォッチに耐える水準)と
組み立て時の生産性を担保しつつ、トルクが必要な10振動でロングパワーリザーブを実現する上で厚くなりすぎないように
工夫(ムーブの径拡大で対応)したムーブといった所だろうな。
> 香箱と重なる運針輪列の歯車を減らすレイアウトはレディースの9S27で用いられた手法だな
そうですね。ムーブメントを薄くする手法としては一般的なのかもしれませんね。
> それにしても超安っぽい線バネを使った手巻機構の切り離しクラッチとセイコー5レベルの板コハゼはいただけない・・・)
9SA5はのコハゼはどうなんでしょうね?
現段階で9SA5のコハゼがどのような形なのか確認できていません。
コハゼは角穴車と噛み合いますが、9SA5の角穴車は一般的な時計とは逆で文字盤側に来ているので、もしかすると裏スケからコハゼは見えないかもしれませんね。
> ただ5㎜もあるムーブを薄型というのは無理があるな。
> 世間一般には3mm台の自動巻きムーブがごまんとあるわけで5mm超えはどう見ても厚型カテゴリー。
そうですね。公式ページではそのあたりに配慮してか、「薄型」ではなく、「薄型化」と書いてありますね。。
動画ではヒゲ持ちの横にトリオビスみたいな謎の部品が見えるな。
https://i.imgur.com/a2wQEyW.jpg
これがクロノスの速報記事にもあるヒゲ持ちにより精度微調整を可能とする機構っぽい。
>>40
>9SA5はのコハゼはどうなんでしょうね?
>現段階で9SA5のコハゼがどのような形なのか確認できていません。
分解画像や設計図がまだどこにも出てないし内部はまだまだ謎が多いムーブなので現時点では知る術が無いね。
9SA5は今までのセイコームーブと比べると見栄えに関する拘りの次元が異なるから旧9Sと同じではないと信じたいね。
https://www.webchronos.net/news/42301/
———————-
また、ヒゲ持ちには、巻き上げヒゲの付いた時計としては非常に珍しい、可動式のヒゲ持ちを採用する。
巻き上げヒゲと可動式のヒゲ持ちという組み合わせは、1940年代から60年代までの一部高級機には見られた。
ただし可動式というアイデアは、生産性と整備性のためであって、精度を改善するものではなかった。
対して9SA5のヒゲ持ちは、ねじることでヒゲゼンマイの外端を変形させられる回転式である。
巻き上げヒゲのヒゲ持ちをいじっても精度は変わりにくいという定説を覆す新機構だが、藤枝氏は「可動式のヒゲ持ちの採用により、精度は明らかに変わる」と強調する。
———————-
公表されているヒゲゼンマイの画像を見ると、ヒゲ棒が円柱型ではなく、一部が平面状に切り欠かれています。
https://watchesbysjx.com/wp-content/uploads/2020/03/grand-seiko-9SA5-movement-balance-hairspring.jpg
この切り欠きの位置と謎のスクリューの位置がほぼ一致します。
https://watchesbysjx.com/wp-content/uploads/2020/03/grand-seiko-Hi-Beat-80-hours-9SA5-movement-1.jpg
上記より、謎のスクリューはヒゲ棒の向きと高さを固定するネジのような気がします。
これでヒゲ棒を固定した上で、ドライバーでヒゲ持ちごと回転させることで、ヒゲゼンマイの外端を変形させて精度を追い込んでいくのかもしれません。
いずれにしても、画像からの推測に過ぎないので、追加の情報待ちですね。。
>>43 で「ヒゲ棒」と呼んでいたのは「ヒゲ持ち」の間違いでした。すみません。。
https://astamuse.com/ja/drawing/JP/2015/036/656/A/000002.png
この「ヒゲ持ち」の部分を回転させる機構なのでしょうね。
もう一度確認して良く見たら
https://i.imgur.com/3XTcEGh.jpg
通常はヒゲ持ちの横(画像の黄色の丸の箇所)についてるネジが無いので、
謎の部品は確かに(通常とは90度位置がズレてるだけの)普通のヒゲ持ち固定ネジかも。
頭が大きめかつ四角い特殊形状のスクリューで新機構っぽさを醸し出しているので勘違いしただけかもしれない。
>>41
海外の一流メゾンは450万どころか実売100~200万円の価格帯でもジュネーブシール通る相当ハイレベルな仕上げが当たり前だからね。
https://i.imgur.com/YxGqNBQ.jpg
https://i.imgur.com/Y286d25.jpg
400万円オーバーの時計としては仕上げはもう少し頑張らないといけない。
SSケースで定価70~90万のポジションなら仕上げの面でもじゅぶうん上質で競争力あるけど。
の動画
https://www.youtube.com/watch?v=wPVBph0nwio
から見受けられる9SA5の仕上げ、高級感に関して
この動画を見るとメイン輪列の歯車(アームや内側等)にも面取りが入っている
香箱や歯車の仕上げもかなり良くなっている
裏スケから見えない箇所も含め仕上げや面取りの入っている箇所も増えている
仕上げは旧9Sと比べると相当良くなっており改善が著しいがガチで雲上と競合する定価450万の時計としては正直「最高」とまでは言えないな
ネジは溝のすり割りや円周の面取りはやってないし(ランゲや一般的な雲上はどこもやっている)、
ペルラージュの径はきめ細かな極小径ではなくコストを意識した並みレベルで
面取りの質も高級ムーブとしては並みレベルで、ランゲや雲上のガンギ受けなど一部部品に見られるブラックポリッシュ
http://ninanet.net/watches/others03/Larges/llange1m51.jpg
https://www.alange-soehne.com/ja/stories/finish-engraving
の凄みのある部品仕上げ箇所は見当たらない。
地板やブリッジなどに用いられているムーブの素材もおそらく一般的なセイコーのムーブと同じで、
ランゲのジャーマンシルバー(洋銀)やFPジュルヌの18金ローズゴールドのような素材レベルのこだわりは見受けられない。
現在の一般的なスイス雲上クラス(実売150万~)のムーブ仕上げ
https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2020/03/MT12.jpg
https://i0.wp.com/www.professionalwatches.com/wp-content/uploads/2019/03/Audemars-Piguet-caliber-4302-caseback.jpg
↑ペルラージュは9SA5のテンプ下のそれと比べても大幅にきめ細かく上質
まとめると9SA5の仕上げは従来の9Sと比べると見違えるように良くなっているが、雲上の基幹ムーブメントと同レベルとまでは言えない。
ロレックスやオメガと戦う非貴金属(SSやチタン)に載せるなら仕上げもじゅうぶん良質な素晴らしいムーブだが、
雲上とガチで競合する3桁万円の金無垢用はもう少し仕上げのレベルを上げないと厳しいだろうな。
同意です。450万の時計の仕上げとしては微妙なところもありそうですね。
詳細はカタログや雑誌で確認したいです。
これから、下記の特徴が分かります。
■水平輪列構造(Horizontal Gear Train)
9SA5の特徴の一つである「水平輪列構造」ですが、公式ページには
『独自の「水平輪列構造」により、ムーブメントそのものの薄型化』
と書いてあります。
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/news/pressrelease/20200305-12
上記動画から、通常、「香箱車」に直接噛み合う「2番車」が、別の歯車(ここでは「仲介車」と呼びます)を介して噛み合っていることが分かります。
これにより香箱車と2番車が垂直に重ならないようにすることで、ムーブメントの薄型化を実現しています。
(これにより力の伝達効率が若干落ちると思いますが、ツインバレルなのでゼンマイの力に余裕があるのでしょう。)
■がんぎ中間車
上記動画から、4番車とガンギ車の間に「がんぎ中間車」があることが分かります。
これにより4番車の歯を大きくし耐久性を向上させています。
これは従来のハイビートムーブメント(Cal.9S8系)と同じですね。
「がんぎ中間車」については下記を参照。
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/special/10stories/vol8/2/
■オフセンターの2番車
上記動画から、通常ムーブメントの中央にある2番車が、オフセンターに配置されていることが分かります。
これはおそらく従来の9Sムーブメントと同じで、3番車のカナから別の輪列で分針、時針を駆動していのだと思われます。(下記画像参照)
Cal.9S8系の輪列構造
https://i.imgur.com/lly4bGQ.jpg
(上記画像は下記動画からキャプチャーしました)
https://www.youtube.com/watch?v=XXKGjllvo1s&feature=emb_title
■上記をまとめると、9SA5の輪列構造は下記のようになっていると思われます。
香箱車
→仲介車(仮称)
→2番車
→3番車
└→分針用歯車
→筒カナ(分針)
→日の裏車
→筒車(時針)
→4番車
→がんぎ中間車
→ガンギ車
■参考に一般的な時計の輪列は下記の通りです。
香箱車
→2番車
└→筒カナ(分針)
→日の裏車
→筒車(時針)
→3番車
→4番車
→ガンギ車
ヒゲ棒じゃなくてヒゲの固定部を微調整する微動緩急機構と思われ。
Chronos 5月号辺りでムーブメントの解説ないかなー?
プロモーションが弱いかな?
オメガがコーアクシャル出した時みたいな広告費の掛け方ができればインパクトが凄いんだが
ですよねー。
セイコーは今年のバーゼルへの出展を取りやめたのだから、自社でのプロモーションが例年以上に必要だと思うんですけどね。
(結局バーゼル自体が延期になったけど。。)
クロノスにムーブ詳細が載るのは7月号ですね。。
Twitter情報
https://twitter.com/HIROTA_Masayuki/status/1245756736008376325
——————————–
HIROTA, Masayuki
今日は面白かった。セイコーに出かけ、Cal. 9SA5の設計をまとめた藤枝さんに会った。で、なぜかL.990の話をしてたw
CCFan (Watch Media Online)
Cal.9SA5、いまだに資料と特許からの「推測」しか書けてない(一応内容はOK)ですが、「水平輪列構造」について何か話しました?
これだけは言葉だけで資料漁っても具体的な話が無いんですよね。
HIROTA, Masayuki
CCfanさん、話しました。詳しくはクロノスで書くから、申し訳ないけど一部のみ述べますね。香箱の厚みを取るため、薄くするため、が理由だそうです。
CCFan (Watch Media Online)
なるほど、それを踏まえて改めて石配置を見たらなんとなくわかりました
インダイレクト二番車カナの代わりにダブルバレル連結ピニオンを使って、センター4番車レイアウトってやっぱキツいわと
ただインダイレクトで針飛びしなさそうなのは良さそうですね
HIROTA, Masayuki
薄くするという要件は早くから固まってたみたいですね。それとロンパワ。
CCFan (Watch Media Online)
全体的にちょっと繊細すぎるかなという点は気になりますが、私はカーステンおじさんとかグルーベル基準で見てるのがおかしいのか…と気がつきました
あとはコーアクシャル同様に数出してどうなるかですかね
通常ラインに積むかも
——————————–
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
でも、クロノス5月号の表紙はSLGH002ですね!
https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2020/04/Chr_088-h1_800.jpg
クロノス公式ページの内容紹介には特に9SA5の記載はなし。何か情報は有るのでしょうか?
https://www.webchronos.net/features/43441/
どうやら9SA5は自動巻き機構をムーブメントの組み立て調整を行う担当者がその都度組み立てるのではなくユニット化(別途組み立て)されているらしい
つまり組み立て時やメンテ時の生産性を考慮してある
一般的には精度に悪影響を及ぼすのがネックと言われる瞬間日送りの採用も
ロレックスと売り場で比較された時に見劣りしないようにするという意向がなければまずありえないので、
これらの事からもセイコーは9SA5を一部の高額モデル専用ではなく
ロレックスの3235やオメガのマスタークロノメーター8900等を採用した
SSモデルに対抗する基幹ムーブメントにする事を前提に開発した可能性が高そう
情報ありがとうございます。9SA5の情報載っているんですね!
私はまだ読んでいませんが、買ってみようと思います!
この時期のプロモーションに意味があるとは思えない
ブレゲのクラシック クロノメトリーが対抗馬になると思うけどこれが税抜き438万円で今回のGSのほうが高い(税抜き450万円)からな
超高精度機、ブレゲ /クラシック クロノメトリー 7727の魅力を再考する
https://www.webchronos.net/features/17228/
どちらも9SA5ムーブメントについて説明があり。下の方が若干詳しめ。
2020 新モデル紹介
https://www.youtube.com/watch?v=mfzqv7J-BLQ
新ムーブメント 9SA5 / 9RA5
https://www.youtube.com/watch?v=bLhOZW6l76I
初登場時の金無垢モデルに対して通常モデル(エントリー)の価格は83%ダウン
金の使用料は当然メンズモデルのほうが大幅に多いが、単純計算でこの割合を当てはめると
9SA系を載せたSSの通常モデルは(金無垢ケースで450万のSLGH002に対して)税抜き76.3万~となる
今後どうなるかは分からないが、世界的に新型コロナの影響で今までGSが取ってきた強気の値上げや価格設定などの戦略も大幅な変更を余儀なくされる可能性は高そう
信用のあったロレックスも32系は遅れ気味の調整が多かった話もあって、現在の実用3針ムーブはマスタークロノがナンバーワン、32系がナンバーツーというイメージでした。
そんな中、IWCに近い路線(実用だけどムーブの装飾重視、機構に特色なし)から一気に変更し、ロレックスとオメガ(完全な実用ムーブ)に勝負をしかける今回の新機。
実際いくらならみなさん買うのでしょうね。
オメガもマスタークロノになってから無茶苦茶売れたというわけでもないし…。
ここにいる皆さん的には”妥当な定価”と”この値段なら買う”という数値はいくらなんでしょうか。
適正な値段、そればっかりはムーブの仕上げとガワ次第だな。
9SA5はオメガの8900やロレックス3235を付加価値・独自性や審美性・ムーブ仕上げや魅力の総合力では上回っているので
非貴金属でオメガやロレックスの価格帯にぶつけるならじゅうぶんすぎるほどのポテンシャルがあるだろう。
ムーブの仕上げをもう1ランク上げれば、SSで定価150万~の価格設定で雲上ラグスポにガチで殴り込みをかける事も不可能ではないと思われる。
ただしブレスやバックルは今のままでは絶対ダメで根本的に進化させて高級ラグジュアリー機に相応しいない高級ブレスを開発しなければ厳しい。
金無垢革ベルトの3針ドレスに関しても、雲上とガチンコでやりあうには発表されている動画や画像のムーブ仕上げでは
(今までみたいに限定商法で少量をお得意様に売るだけならともかく)正直厳しい。
金無垢革ベルトで3桁万円(定価250万~300万超)のカテゴリーで見る目が厳しい世界の時計好きから高く評価され価格も適正と認められるには、
GS規格とは別にジュネーブシール相当の高級ラインの仕上げに関する品質基準を設けるなりして、
少なくともパテックやランゲの最安エントリー機には負けてない水準にまでムーブの仕上げや部品レベルの美しさを向上させる必要があるだろうね。
ペラトンとか知らないのか?
その時点で何書いても説得力皆無。
オメガとバッティングするIWCの普及価格帯のムーブ(かつてはETA、現在はセリタ)は
ロレやオメガのマスタークロノメーター並みの付加価値と魅力を備えたムーブとは到底言い難い。
7750にペラトンを乗っけた89000系も含めね。
インターヲタはともかく一般の時計好き全体への訴求力という観点でペラトンにそこまでの魅力や付加価値は無いよ。
廉価版の69000系なんてマジックレバーだし、それこそセイコー5並みの付加価値しかない。
IWCの自社系ムーブ(50000系や98000系)はブレゲヒゲでフリースプラングだしそこそこ付加価値高いが
糞デカくて(直径37.8mmや38.2mm)自動巻きは糞厚い(7.4mm超)ので常用時計用の実用ムーブとはいいがたい。
厚いといっても限度がある。
マージン込みで10気圧防水にしたら普通にやってケース厚が13mmや14mmを超えるようなムーブは実用性に優れるとは言い難い。
そこは自動巻きである限りどうにもならんと思うがなあ、そもそも日本も日本人も腕時計に厳しい環境(高湿+汗の問題)だからどうやって厚くなるし
元々IWCってエタ改良がメインだったし、今現在は性能がズバ抜けてるものでもないでしょ。
ハイエンド込みならオメガだって結構なもの出してますし。
ペラトン式だからと評判いいのはオールドインターの話です。
設計・製造が安上がりなのが唯一のメリット
でも「高性能」だと誤解して買ってくれる客層がいる
切り替え車は設計・製造に高度なノウハウが必要
片方向巻き上げは部品の高耐久性が必要
どちらもコストが嵩む
だいぶ間違ってるぞ
きみも誤解してる信者さんかな
セイコーはマジックレバーを捨てたから安心しろ
いまでは切り替え車オンリーだ
セイコー製品でマジックレバーを使うのは7S系ムーブメント(4R、6R、8R含む)という過去の遺産と
エプソンからOEM調達してるスプリングドライブくらいだ
SEIKOはレディースGS用ムーブの開発に伴い切り換え爪が3つもある極めて凝ったリバーサー式の巻き上げ機構を開発し
少ない運動量でも巻き上がり尚且つ手巻き時の耐久性と両立した自動巻き機構を実現しているからな。
http://hij-n.com/memberpage/magazine/63_221/63-221-all.pdf
そもそもマジックレバー含めラチェット式巻き上げは不動作角が大きいので
理論的にはリバーサーのほうが明らかに巻き上げ効率は優れているが、耐久性との両立が難しく
尚且つ出来の良い(巻き上げ効率が高い)リバーサーの製造は加工技術の面で難易度は高い。
実際、リバーサーを採用するスイスの一流メゾンも自社ではなく外部(DPRM社)に委託している所が多い。
関係ない罵り合いは’あちら’のスレで行って頂けるとありがたいです。
その通り
“ニワカ”とか”信者”とかって言葉使う奴は来ないでくれ
もうお前頼むからどっかいけ
お前だけだ、話そらして荒らしてんのは
出来の良いリバーサー(巻き上げ効率が高く尚且つ耐久性も良い)ほど製造難易度が高くなく製造が容易(構造が単純)だからだろう。
ペラトンは見た目の高級感やオールドインターを偲ぶ懐古趣味的な魅力は面白さはあるが、
https://bbs.kakaku.com/bbs/51600613124/SortID=7995699/
実用面でははっきりいって時代遅れ。
マジックレバーなんかゴミ、と言い放つセイコー技術陣の渾身の成果である9SA系ムーブメントを語るスレですから
ムーブの審美性・魅力や薄型性(故に高級ドレス時計に最適かつコンプリのベースに良い)はともかく巻き上げ効率に関しては糞悪いからなw
ショパールがより実用性サイドに振ったセンターローター機のCal.01.01では巻き上げ効率を重視しリバーサーに変更されている。
ペラトンはスペース効率が悪過ぎて小型化も困難であり薄型ムーブには全く向かない。
雲上って落としたりぶつけても平気なもん?
あとメーカー推奨の公称オーバーホール推奨年数(GSは3年後推奨、オメガは5年保証で5~8年毎、ロレックスは10年)も見劣りする。
ロレックス
https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/faq.html
モデルや使用状況により、頻度は異なりますが、およそ10年以内にオーバーホールを受けることをおすすめしています。
オメガ
https://www.omegawatches.jp/ja/customer-service/interventions-and-prices
実用機という面では最近トレンドになりつつある日付禁止時間が無い「24時間日付変更可能機能」もGSは実装を目指すべきではないかな。
瞬間日送りはロレックスの影響で商品力にはつながるかもしれないけど、本当に実用性が高くてありがたいのはむしろこっちの機能。
「24時間日付変更可能機能」を実現している主要なブランドは
ロレックス(cal.3235)
https://www.rolex.cn/content/dam/rolexcom/products/collections/baselworld/e-brochures/new-datejust-36/Presentation_Datejust_36_Japanese.pdf
ノモス(DUW 6101)、
https://nomos-glashuette.com/ja/watches/series/update/duw-6101-overview
https://ameblo.jp/core-tenshodo/entry-12440561679.html
ブライトリング(Cal.B01)
http://www.threec.jp/cms/wp-content/uploads/2016/03/970596_1056041561137116_7640930847993416085_n-595×362.jpg
など。この機能はガチでありがたいので今後どんどん追随するブランドが増えるのは間違いない。
>>79
正直、雲上が載せてるムーブの大半は堅牢性や耐衝撃性能は微妙なのでハードな使用には耐えられないだろうね。
厚さ3mm台の薄型でもETA2892系ならスポーツウォッチにも採用多い事からも問題無いだろうけど。
通常、日送り爪というパーツが午後9時頃になるとカレンダーディスクの爪に引っかかりはじめ、0時付近で爪を押し、日付を変更します。
さらに、午前3時頃までに爪がかからない通常の状態に戻っていく…という動きをするため、その時間帯はカレンダーディスクを早送りしてはいけないというのが常識となっています。
要は、爪が掛かった状態でディスクを回すと、日送り爪やカレンダーディスクの爪が欠けたり摩耗したりする可能性があるのです。
しかし、このノモスグラスヒュッテが搭載するパーツは日付変更のギリギリの時間までは爪が空転、変更の瞬間のみ爪が当たるという構造を開発。
これにより、禁止時間帯を極限まで縮小することに成功しました。
しかし、数分とはいえ爪がかかっている時間帯に無理やり日付を送れば部品は欠けそうなもの…
そこで、ドイツ本社にて開発部長のテオ・プレンツェルに直接話を聞いたところ「壊れません。大丈夫。」という回答が…。
というのも、まだご説明していないもうひとつの“星型歯車”がその部分において大きな役割を持つことがわかりました。
上画像の下部分に写る5つの足が伸びた星型歯車は、このDUW6101に初めて搭載されたパーツで、「爪がかかった状態での日付早送りをキャンセルする」という大きな役割を持ちます。
通常、日付の早送り時にはこの星型歯車の回転がそのままデイトディスクの回転となり、日付の早送り調整を可能としています。
しかし、爪がかかった状態での日付変更時に危険な圧力を感知すると星型歯車と下の歯車が接続を解除し、星型歯車は回転をストップ。
これによりデイト爪の破損を防ぐという作りになっているのです。
これにより0時付近に日付変更をしたとしても、ムーブメントに影響が及ぶ可能性はほとんど無いと言えるようになったのです。
https://www.webchronos.net/features/22862/
>それを象徴するポイントのひとつが、日付の切り替え機構だ。取り扱い説明書に記載の切り替え禁止時間帯に切り替えを行っても、カレンダー機構は壊れない。つまり、機械式時計に知識のない人でも、壊す心配はないわけだ。
もちろん今の性能と薄さを維持したうえで磁気にも強くなるなら大歓迎だが
出来ればシリコン化せずに金属材料のまま耐磁性能を上げていくという方向性が望ましいのは確かだな。
シリコンは脆い(修理時やオーバーホール時等も取り扱いを誤ると簡単に割れる)など弱点もあるし、
シリコンにしたらせっかくの巻き上げヒゲもやめないといけないし、
聞くところによると9SA5を開発した新型ムーブの開発関係者はシリコンは使わないと言っているみたいだね。
SEIKOの公式サイトの表現でもなんとなくシリコンを嫌ってるっぽいし。
ただ今の大半の機械式時計はノートPCレベルでも油断したら簡単に帯磁してアウトだから耐磁性能が高いにこしたことはないので
耐磁性能の向上は目指すべきだと思う。
https://museum.seiko.co.jp/knowledge/MechanicalTimepieces12/
>シリコン素材を、ひげゼンマイのみならず、ガンギ車やアンクルに使うメーカーが増えていますが、
>これもシリコンが平滑面を持ち硬くて軽いので、摩擦による精度誤差が減ると同時に、注油の頻度を減らすことができるからです。
>調速脱進機が帯磁すると精度が狂うだけでなく止まってしまうことがありますが、シリコン素材は帯磁しないことも特長です。さらに、シリコン部品は複雑な形でも量産でき、製造精度が高い強みがあります。
>シリコンは固い一方で衝撃を受けると脆い一面があるため、セイコーでは採用していません。
シリコンパーツが割れた話なんて聞いた事ないけどな笑
抱えてるメンテナンス技士が壊しやすいからだろうな
それがなくなる事は極めて大きい。
多少ぶつけたり落としたりしても平気ってのは大きいね
禁止時間帯なんてのは覚えればなんとかなるけど、
普段使いしててぶつけないことってのはなかなか難しい
針の軸からガラスまでの距離が近い(要は全体的に薄い)と壊れやすいとは言われてますね
だからドレス系よりは全般分厚いスポーツ系は壊れにくい
あと部品の凹凸が小さい(衝撃に対して応力が集中しにくい)というのも大事かと
耐衝撃性が高いと言っても、試験内容なんてメーカーそれぞれでしょ
試験内容、ロレックスはまるでわからんがオメガっつーかMETASは細かく公表してないっけ
もちろんシリコンの特性から色々語ることはできるけど
https://www.hodinkee.jp/articles/grandseiko-slgh002-slga001-60th-anniversary
(2020/04/10)
しかし、パーツ製法そのものより組み立てや修理の周辺ノウハウの蓄積がものを言うので
後から追いつくのは超大変
採用するなら今がラストチャンスでしょう
調整に手間をかけられない低価格な機械式時計の精度アップに大きく貢献する。
高級機はシリコンではつくれなくて精度を出す上でも有利かつ精度調整は職人の腕の見せ所でもある金属製の巻き上げヒゲゼンマイで、
安い機械式時計はシリコン部品を使って調整の手間をかけなくても精度を出すというのがむしろセイコーが目指すべき路線ではないか。
高性能&超高コストパフォーマンスを盛り込んだパワーマチック80も
この価格で高精度、高性能を実現出来た理由はシリコンヒゲゼンマイ&フリースプラングによる所が極めて大きい。
超高精度な部品の量産を可能とするシリコンパーツは高級機械式より普及機械式と相性が良い事が分かる。
実際のところ寿命はどうなんだろなあれ
部品のシリコン化は出し惜しみせずに安い価格帯で積極的に展開し、
普及機=シリコン部品の積極採用で調整に頼らず精度を出す
高級機=人の手間がかけられる高級ムーブではシリコンでは出来ない事をやる
という方向性で「脱進機まわりのシリコン化=高級機」の価値観を潰していくほうがビジネスとしても正しいだろうね。
これからはどう足掻いても安い価格帯の機械式でシリコン部品を使って性能を上げてくる
ブランドは今後どんどん増えてくるだろうからシリコンでプレミアム路線は無理がある。
エプソンの機械式時計に関する特許は(SDと違って)ムーブの図面どう見てもセイコーではなくオリエントなんだな。
シリコンヒゲを載せた機械式はセイコーよりもオリエントで先に出るかもしれない。
高級機は金属ひげで「シリコンよりも上級」というアピールをするわけね
どういう路線を取るにせよシリコンを避けては通れないかもな
シリオンを手がけずに「うちは金属ひげだからシリコンよりも上級」と言っても誰も相手してくれないだろうし
それを絶賛する阿保なセイコー信者が目に浮かぶ
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